ユベントスは第13節でトリノを2-1で下した【写真:Getty Images】
セリエAのユベントスは第13節でトリノを2-1で下した。アルトゥーロ・ビダルのPKで先制したユベントス。同点に追い付かれ後、退場者も出す苦しい展開だったが、後半アディショナルタイムにアンドレア・ピルロの素晴らしいミドルシュートで勝ち越しに成功した。
試合後のインタビューで、ピルロはこの劇的なゴールについて振り返った。
「ビダルが僕をよく見てくれていた。もう『打つしかない』というようなシュートだったけど、決まって嬉しいよ」
「土壇場で(トリノ)ダービーに勝てたのは素晴らしい。この勝利はファンと(ジャンルイジ・)ブッフォンに捧げるよ」と喜びを露わにした。GKのブッフォンは肩の負傷でこの試合を欠場していた。
先制のPKに加え、ピルロのゴールをお膳立てしたチリ代表ビダルは、「どう説明したらいいか分からない。言葉が出ないよ」とイタリア代表MFの一撃に脱帽といった様子。
さらに「僕のパスは関係ない。あのコースに決められるのは彼だけだ」と絶賛している。
リーグ戦ではここ2試合はスタメンから外れていたビダル。しかし、この試合はトップ下のポジションでフル出場。本人も「よりゴールに近い位置でプレーしたい」と、起用法に満足しているようだ。
指揮官マッシミリアーノ・アッレグリも、諦めずに戦ったチームの姿勢を高く評価している。
「後半は難しい展開で、いつも通りのプレーが出来ていなかった。同点のほうがフェアだったかもね」と対戦相手のトリノのプレーも讃えているが、「(0-1で敗れた前節)ジェノアではなかった運が今日は回ってきた。サッカーはこんなものだ」と、最後は勝利を喜んだ。
ユベントスは勝ち点を34に伸ばして首位をキープしたが、2位ローマとの差は依然として3のまま。一瞬足りとも気の抜けない状況は続いている。
次節アウェイで難敵フィオレンティーナとの一戦を迎える。
【了】
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