マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
【写真:Getty Images】
なぜマドリーはヨロを取り逃がしたのか?
マンチェスター・ユナイテッドが現地時間18日、リーグアンのリールに所属する18歳のU-23フランス代表DFレニー・ヨロを完全移籍で獲得すると発表した。レアル・マドリードは、最有力候補として名前が上がっていたにも関わらず獲得を逃した形になる。英メディア『90MIN』が、マドリーが獲得できなかった理由を報じていた。
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リールのアカデミーで育ったヨロは、16歳6か月1日という若さでプロデビューを果たした。昨季は主力CBとして公式戦44試合に出場。パリ五輪のメンバー候補にも選ばれたが、移籍の影響なども考慮したのか最終メンバー発表で招集外となっている。
将来有望な選手としてビッグクラブも注目しており、特にスペインの名門であるマドリーが獲得に一番近いと報じられていた。しかし、最終的に争奪戦を制したのは移籍金を含め総額6200万ユーロ(約106億円)のオファーを提示したイングランドの名門だ。
同メディアは、「レアル・マドリードが移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドに負けた理由」と題して、同選手がユナイテッドに移籍することになったのは移籍金を巡る意見の相違で決まったと報じている。
「マドリーの戦略は、リールが望んでいなかった25年にフリーとして彼を獲得するか、代わりに今夏に契約を結ぶためにオファーを提示することだった。ユナイテッドは、この状況を利用して5900万ポンド(約112億円)にまで値上げしたオファーを出した」
そして、「今夏キリアン・ムバッペを獲得した時のように、彼がマドリーへの加入にしか興味がないと確信していたのだろう」と述べた上で、「彼の獲得には契約金が含まれているので完全な無料というわけではない。また、パルメイラスから加入したエンドリッキの移籍金も最大6000万ユーロ(約96億円)になる可能性がある。ジュード・ベリンガムが加入してからも月日が経っていない。そう考えるとベルナベウに無限の資金があるわけではないと簡単に推測できる」と、マドリーの金銭事情はここ数年の移籍によってそこまで豊かではない可能性を指摘していた。
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