ヴェンゲルの辞任を要求するような横断幕【写真:Getty Images】
アーセナルは現地時間29日に行われたプレミアリーグ第13節でウェストブロムウィッチ(WBA)を1−0で下し、3試合ぶりの勝利を挙げた。
首位チェルシーがやや抜けているとはいえ、上位陣も未だに混戦状態のプレミアリーグ。アーセナルはこの勝利で勝ち点20の6位に浮上したが、ここまでのパフォーマンスにサポーターは納得していない様子。
WBA戦では、アーセン・ヴェンゲルを批判するような横断幕が掲げられているのが確認されている。
「アーセン、たくさんの思い出をありがとう。でも、もうさよならの時だ」と、ヴェンゲルの辞任を要求しているような横断幕の写真はソーシャルネットワーク上にも多く出回っていた。
しかし、ヴェンゲルはこうした批判は気にかけていないようだ。一方で、「攻撃サッカーに固執して、守備の欠陥が露わになっている」との指摘には反論。現地時間30日の『メール・オンライン』がヴェンゲルのコメントを伝えている。
「私は1983年からずっとトップレベルで監督をしている。もし私が戦術的に無能だというなら、私は天才ということになる」
結果が出ない背景には、怪我人の多さも挙げられる。新たにジャック・ウィルシャーやミケル・アルテタが負傷者リストに名を連ねるなど、満身創痍の中チームは戦っている。
「メンタル的には厳しい状況だが、こうした試練を乗り越えることでより強くなれる」
次節は3位サウサンプトンとホームで対戦。今季好調の相手だが、リーグ戦ではここ9試合負けていない。浮上へ向け、重要な一戦となりそうだ。
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