無得点を嘆くユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
ブンデスリーガ第13節が現地時間30日に行われ、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはアウェイでフランクフルトと対戦して0-2で敗れている。
この敗戦でドルトムントは最下位に転落。試合後クロップ監督は、多くの得点チャンスがありながら、決めきれなかったことを嘆いている。
前日行われた他会場の試合結果で暫定最下位となっていたドルトムント。勝てば最下位を脱出できただけに「モチベーションは高かった」ようだ。
しかし開始5分で失点を許し、クロップ監督は「我々の状況下で、早い時間帯での失点は試合展開をかなり不利にしてしまった」と、悔やんだ。そして、ミスからの失点で自らを苦しめたと話している。
早期の失点だっただけに「チームを立て直そうと試みた」と、前半で選手を交代するなど、挽回するために修正を行った。その結果「多くの決定的チャンスを作ることが出来た」と、コメント。だが、得点は奪えず「そのチャンスを生かすことは出来なかった」と、肩を落とした。
チャンスを作りながら得点が奪えなかったことに「運が悪いとは言わない。相手の(フィリックス・)ヴィードバルドも素晴らしかった」と、実力不足であることを認め、相手GKを称賛している。
そして、多くのチャンスを作出していたことは確かだが「内容が良いかどうかは重要ではない。0-1だろうと0-2だろうと我々は点を獲っていない」と、無得点を嘆いた。
これで最下位となり、声援を送り続けたサポーターも我慢の限界に達し、試合後は大ブーイング。その反応も「試合中は全力で応援してくれた。ブーイングも理解できる」と納得し、「信頼を取り戻すために、全力で取り組むだけだ」と、やることは明確だと話している。
厳しい状況に立たせているが、残留圏内までの勝ち点差はまだ大きく離れているわけではない。クロップ監督は「次の試合に備える。継続し続け、最終的に試合で結果を出すようにしていくことだ」と、前を向いた。
【了】
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