イングランド代表は、サウスゲートが就任してからの8年間、国際大会のベスト4以上に3回も進出を果たしたが、タイトルには手が届いていない。特に、低いボール支配率に対して批判の声が上がっており、プレースタイルの変化が求められている。12月で契約が満了となるサウスゲート自身が、退任を示唆する発言をしており、同監督を続投させる方針だったイングランドサッカー協会（FA）は、新たな監督候補のリストアップを始めているようだ。

　一人目の候補は、ニューカッスル現監督のエディー・ハウだ。同メディアによれば500万ポンド（約9.5億円）の高額な給与を負担する余裕があるのかが問題となるものの、ニューカッスルを躍進に導いた功績が注目されている。二人目は、ハウと同じイギリス出身の指揮官として、グレアム・ポッターも候補に挙げられている。同氏は昨年4月にチェルシーの監督を解任されて以降、フリーの状態が続いており、イングランド代表の状況を注視しているようだ。

　また戦術的に大きく変化させるために、外国人監督も候補に含まれる。同メディアは、「チェルシーで監督を務めたこともあるトーマス・トゥヘルは、バイエルンを去ったあと、職を失っている。戦術に長けたトゥヘルは、イングランドで仕事と生活を享受していた」とドイツ人監督を三番目の候補に挙げている。最後は「5月にチェルシーを去ったマウリシオ・ポチェッティーノも同様だが、このアルゼンチン人は、イングランド代表で働くことが、母国でどう受け止められるか考える必要がある」と伝え、同国でもなじみ深い2人の名前を挙げた。