UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース
【写真:Getty Images】
ニコ・ウィリアムズとミケル・オヤルサバルが千金弾
UEFAユーロ2024(EURO2024)決勝戦・スペイン代表対イングランド代表が現地時間14日にベルリン・オリンピアシュタディオンで開催された。1か月にわたって行われてきた欧州ナショナルチームによる最高峰の戦いは、両チームの激闘によって幕を閉じた。
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2つのチームのうちどちらが勝っても歴史的な結果となる。スペインは大会史上初の4度目の優勝を狙い、イングランドは悲願の初制覇に臨んだ。スペインに至っては試合前の段階で同一大会最多勝利数(6)を記録しており、随一の完成度を誇示してきた。
激闘が約束された一戦だけあって、両チームともに序盤から高いインテンシティを見せる。イングランドではDFカイル・ウォーカーが、スペインではMFロドリが攻守において重要な役割を果たし、激しい上下運動を何度も繰り返した。両チームとも前半は決定機と言えるチャンスは作れなかったが、非常に引き締まったゲームが展開された。
するとハーフタイム明け直後、スペインが試合を動かす。47分、相手陣地の右サイドでボールを受けたラミン・ヤマルがドリブルで運び、逆サイドのニコ・ウィリアムズに大きく展開。フリーでシュートフォームに入ったニコ・ウィリアムズが鋭い弾道でゴール右隅に突き刺した。
そこからイングランドは攻守に後手を踏み、セカンドボールもほとんど回収できない状況が続いたが、沈黙を破ったのは途中投入の新鋭だった。73分、ブカヨ・サカが右サイドをドリブルで運び、中で待つジュード・ベリンガムに供給。そこからベリンガムがワンタッチでマイナスに落とすと、コール・パルマーが左足でスペインのゴール左隅を射抜いた。渾身のミドルシュートで試合を振り出しに戻す。
しかし87分、再びスペインがリードを奪う。左サイドを駆け上がるマルク・ククレジャのグラウンダー性のクロスを、途中出場のミケル・オヤルサバルが押し込んだ。レアル・ソシエダのキャプテンが殊勲の勝ち越しゴールを決める。その後はスペインがイングランドの猛攻を死守し、史上初となる4度目のユーロ制覇を達成した。
【得点者】
47分 ニコ・ウィリアムズ(スペイン)
73分 コール・パルマー(イングランド)
87分 ミケル・オヤルサバル(スペイン)
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