UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース
ハリーケインがPK獲得も…直前に味方にハンド疑惑
UEFAユーロ2024(EURO2024)・準決勝、オランダ代表対イングランド代表の試合が現地時間10日に行われ、イングランド代表が2-1の勝利をおさめた。しかし、この試合でイングランド代表が同点に追いついたPKの判定に関して物議を醸していると、英メディア『フットボール・ロンドン』が報じている。
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イングランド代表は7分、オランダ代表のシャビ・シモンズに先制点を決められてしまう。それでも18分にイングランド代表がPKのチャンスを得ると、ハリー・ケインがPKを決めて同点に追いついた。そして、81分にケインがベンチへ下がり、代わりにオリー・ワトキンスが途中出場を果たす。後半アディショナルタイムには、コール・パーマーのアシストからワトキンスが逆転ゴールを決め、イングランド代表が2-1の勝利をおさめた。
物議を醸しているのは、ケインがPKを獲得する直前の場面だ。同メディアによると、ゴール前でボールがバウンドしている時に、先にイングランド代表のブカヨ・サカの手に当たっているように見える映像が公開されたという。サカにボールが当たって跳ね返った後、ケインがシュートした際にオランダ代表のデンゼル・ダンフリースの足に当たり、ケインは激しく痛がる仕草を見せた。そして、フェリックス・ズバイヤー主審がVARを確認し、最終的にPKの判定を下している。
ただ、VARで確認されたのは、ダンフリースのプレーがファールに当たるかどうかというポイントに絞られ、その直前のサカのハンド疑惑は見逃された。2014年のワールドカップで試合を担当した元FIFAの審判員であるヨナス・エリクソン氏は「審判団がPKを覆すために確認しないのには驚かされる」と、判定に疑問を呈している。続けて「解釈すると、これはPKにすべきでは無かったと思う。これは明らかに(サカの)ハンドであり、ケインにPKを与えるべきではないことを意味する」と断言した。
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