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Jリーグ 11年前

C大阪期待の若手、柿谷・山口・扇原が語る コンフェデ日本代表の戦いぶりと代表への想い

16日に行われた東日本大震災復興支援試合に出場した、C大阪の柿谷、山口、扇原。近い将来代表招集の可能性が高い3人に、コンフェデでの日本代表の戦いぶりと、それぞれが持つ代表への想いを聞いた。

text by 小田尚史 photo by Kenzaburo Matsuoka

山口螢は清武の応援に徹している

 16日に行われた東日本大震災復興支援のスペシャルマッチ。コンフェデレーションズカップの裏で実現した“代表クラス”の豪華な顔ぶれの共演に、スタジアムは大いに沸いた。

 C大阪からは、柿谷曜一朗、山口螢、扇原貴宏の3人が出場した。

「(佐藤)寿人さんをお手本にしている部分もあるので、直接色んなアドバイスをもらって、いい時間になった」(柿谷)「ポジションは普段と違ったけど、ああいう日本を代表する選手たちと試合が出来たことは良かった」(山口)と、それぞれに刺激を受けたようだ。

 彼ら3人は次代の日本代表を担う人材としても期待される。激戦となったコンフェデのイタリア戦を「見た」と言う山口と扇原に日本代表について聞いてみると、

「イタリア戦はいい試合でしたね。多少、イタリアも日本を甘く見ていた部分があったのかな、とは思いますけど。ただ、チャンスを確実にモノにするという意味では、相手が上だったのかなと思います」(山口)

「いいサッカーをしていたと思います。ただ、もっと決めるところもあったし、その点イタリアはチャンスをきっちりモノにした。でも、前半は相手を圧倒していたし、途中までは勝てると思った。見ていて楽しかったです」(扇原)

「いい試合」「いいサッカー」「イタリアにチャンスをしっかりモノにされた」、と似た感想を口にした2人。その中で、「一つの見方として、自らが入った状況もイメージして見るか?」という問いへの答えは対照的だった。

 山口は、「しない」と即答。「そういうイメージは実際に選ばれてからする」とし、「今はキヨくん(清武弘嗣)を見ています。(自分のポジションである)ボランチよりも、キヨくん。ブラジル戦も、途中で代えられましたけど、全然悪くかなったと思います。イタリア戦でも、ハーフナーを入れたなら、その後にキヨくんを入れれば、セットプレーでのチャンスも増えたのにな、と思いながら見ていました」

 元チームメートで私生活でも仲の良い清武の応援に徹している。

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