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マンC戦、新旧2つの顔を見せたバイエルン。10人での再逆転負けは必要か不必要か。メディアも2つの論調

2-3で敗れたマンチェスター・シティ戦、バイエルンは10人とながらも一度は逆転に成功した。最終的には敗戦を喫したものの、ペップ・グアルディオラ監督はこの一戦を価値のあるものとした。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ベナティア退場で試合の流れはシティへ

 捉えどころの難しい試合となった。

マンC戦、新旧2つの顔を見せたバイエルン。10人での再逆転負けは必要か不必要か。メディアも2つの論調
セルヒオ・アグエロはきっちりと決め0-1となる【写真:Getty Images】

 2014年11月25日、欧州チャンピオンズリーグのグループE第5戦、1位バイエルン・ミュンヘンはアウェイにて最下位のマンチェスター・シティと対戦する。

 バイエルンのシティ戦での先発メンバーは次のとおり。基本布陣は4-3-3である。

【GK】ノイアー、【DF】右SBラフィーニャ、右CBボアテング、左CBベナティア、左SBベルナト、【MF】トリプルボランチにアロンソ、ローデ、ホイビェルグ、【FW】ロッベン、レヴァンドフスキ、リベリ。

 まずはバイエルンがじっくり攻め立てる。ローデ、ホイビェルグとともに、アロンソを中心として、チームは少しゆったりとしたパス交換をした。

 それは今季の、スピードに乗ったドリブルを交えながら早く縦に攻め込むスタイルではなく、昨季の戦いで見せた姿だった。ペップ・バイエルンは当初、いわゆる旧モデルでイングランド王者に向かった。

 しばらくバイエルンのペースで進んだが、20分に状況は一変する。一本のロングボールで裏に抜け出したアグエロを、ベナティアがボックス内で倒してしまう。レッドカード。ベナティアは一発で退場となった。アグエロはきっちりと決める。0-1。

 ベナティアの穴を埋めるために、ローデに代えてダンテが投入される。バイエルンが1人少なくなったことで、試合の流れはシティに傾いた。

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