プレミアリーグで首位を走るチェルシー【写真:Getty Images】
今季のプレミアリーグは、ジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーが他を寄せ付けない強さで首位を快走。昨季王者のマンチェスター・シティでさえすでに勝ち点8差をつけられている。
現地時間27日付の英紙『ガーディアン』によれば、現在のペースをキープすればチェルシーは全38試合で勝ち点101を獲得する計算のようだ。
これまでのリーグ記録は04-05シーズンに、同じくモウリーニョが率いたチェルシーの勝ち点95。自らの偉大な記録に挑む形でチームはまい進を続けている。
ここまで12試合を終え10勝2分けの勝ち点32を獲得。取りこぼした勝ち点はわずかに4。
実は04-05シーズンでさえ、これほどのロケットスタートを見せることは出来なかった。当時は同時期の勝ち点が29。いかに驚異的な成績かがよく分かる。
FWジエゴ・コスタ、MFセスク・ファブレガスの加入が大きく影響してリーグトップの30得点。この攻撃力がこの進撃に大きく影響している。
一方の守備は、リーグ2位の11失点と安定しているようには見えるが、12試合でクリーンシートはわずかに4つ。あえて問題を挙げるとすればこの点だろうか。
守備陣はGKがティボー・クルトワに代わったものの、昨年からほぼ一貫したメンバー起用。12月に34歳を迎えるDFジョン・テリーをはじめ、高齢化は否めないだけに主力に負傷者が出た場合の対処が鍵となりそうだ。
とはいえ、すでにマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リバプール、エバートンと昨季上位チームとの対戦を消化している点も、今後に向けては大きなアドバンテージとなりそうだ。
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