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今月開幕するパリ五輪(パリオリンピック)に臨むサッカーU-23日本代表のメンバーが3日に発表された。18人という狭き門をくぐり抜けた選手たちの喜びや安堵の気持ちは、一方でパリ五輪行きの願いが叶わず落選した選手たちの悔しさを浮き彫りにする。今回は、最終メンバーに残れなかったものの、これまでチームを支え続けてきた功労者6人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
GK:鈴木彩艶(すずき・ざいおん)
【写真:Getty Images】
生年月日:2002年8月21日
所属クラブ:シント=トロイデンVV(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:32試合50失点
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パリ世代の正守護神として君臨してきた鈴木彩艶が、本大会最終メンバーから漏れた。
2021年、東京五輪を戦うU-24日本代表に最年少の18歳で“飛び級”選出されると、翌年にはAFC U23アジアカップで正GKとして3位入賞に貢献。同年7月にはEAFF E-1サッカー選手権2022に出場する日本代表に初めて選出されるなど、鈴木彩は一気にA代表までの階段を駆け上っていった。今年のAFCアジアカップ2023で日本代表のゴールマウスを守ったことも記憶に新しい。
飛躍はさらに続きそうだ。今月2日には、イタリアの複数メディアによってパルマが鈴木彩の獲得に乗り出していることが報じられた。『スカイスポーツ』は鈴木彩の移籍金を600~700万ユーロ(約9.6億~11.2億円)と伝えており、パルマの本気度がうかがえる。
U-23日本代表を率いる大岩剛監督も、世代屈指のGKである鈴木彩を当然招集したかったはずだ。しかし、2024/25シーズンにセリエAへ復帰する古豪クラブへの移籍が実現しそうな鈴木彩の最終メンバー入りは、さまざまな制約から難しかったのかもしれない。
いずれにしても、鈴木彩がパリのさらなる先へ羽ばたこうとしていることは間違いない。