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7月に入り、明治安田Jリーグの第2登録期間(夏の移籍ウインドウ)が開こうとしている。選手の動きもより活発になってくるはずだが、その全てがサポーターを納得させるものになるとは限らない。実際、過去には世間で物議を醸した移籍も多々あった。今回は、Jリーグ界をざわつかせた主な移籍をピックアップして紹介する(成績は『transfermarkt』参照)。
MF:バスケス・バイロン
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年5月16日
移籍先:東京ヴェルディ→FC町田ゼルビア
移籍日:2023年7月
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バスケス・バイロンは両親が外国人ではあるものの、幼少期を日本で過ごし、青森山田高校在籍時には全国高校サッカー選手権大会の優勝にも貢献した。
青森山田を卒業後、当時JFLのいわきFCからプロキャリアをスタートさせたバスケスは、一定の活躍を見せ2022年に東京ヴェルディへ加入。初のJリーグのシーズンとなった2022年シーズンにリーグ戦28試合4ゴール4アシストという成績を残し、翌シーズンもさらなる活躍を期待されていた。
しかし、バスケスは昨年7月に東京ヴェルディを退団する。この移籍先が最悪だった。同選手が新天地に選んだのは、高校時代の恩師・黒田剛が監督を務めるFC町田ゼルビア。隣町のクラブかつ当時首位争いを繰り広げていたライバル中のライバルで、それも移籍が発表されたのが直接対決の3日前という様々な要素が重なり、この動きは荒れに荒れた。試合当日の国立競技場が異様な雰囲気に包まれたのは言うまでも無いだろう。
今季のバスケスは2度の長期離脱があり9試合の出場に留まっている。チームメイトの平河悠がパリ五輪メンバーに選出される可能性がある中で、同じポジションでプレーするバスケスの復調はJ1優勝に向け大きなカギとなるだろう。
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