リバプールのGKミニョレ【写真:Getty Images】
イングランドのリバプールは昨シーズン、プレミアリーグで2位。今季も優勝争いに加わると予想されていたが、一転してここまでは苦しい戦いを強いられている。
リーグ戦では3連敗中で12位。チャンピオンズリーグ(CL)でも4試合を消化して勝ち点3。第5節のルドゴレツ戦で勝利を逃せば、グループリーグ敗退が決まる可能性もある。
元リバプールのGKでCL優勝経験もあるブルース・グロベラーは現在のチームで守護神を務めるシモン・ミニョレのパフォーマンスに苦言を呈している。
「彼は自分の”エリア”を支配することが出来ていない」とグロベラー。
「ミニョレは”ドラキュラ”よりも劣っている。なぜならドラキュラでさえ、時々は自分の棺から出て行くだろう。なのに彼はゴールラインに張り付いたままだ」と、ユーモアを交えながらも、ミニョレのプレーを批判した。
「ゴールキーパーは6ヤードエリア(ゴールエリア)だけを守ればいいわけではない」自身と同ポジションの選手だけに、評価の目も厳しくなっている。
グロベラーは1984年、当時のチャンピオンズカップ決勝、ローマとのPK戦で身体をくねらせる「スパゲッティダンス」を披露した伝説のGK。
身体をくねらせるダンスといえば、記憶に新しいのは04-05シーズンの同じくリバプールGKイェルジ・デュデクが披露したものがあるが、それはグロベラーのダンスを真似したものだ。
リバプールは現地時間26日、アウェイでブルガリアのルドゴレツと対戦する。決勝トーナメント進出に向け、負けられない一戦を迎える。
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