ティボー・クルトワ【写真:Getty Images】
元バルセロナのFWボージャン・クルキッチの父親でかつてスカウトを務めたボージャン・クルキッチ氏(息子と同名)は、スペインラジオ『カデナ・セル』で現チェルシーのGKティボー・クルトワが2011年に希望していた移籍先について言及した。
クルキッチ氏は、現在はベテランGKチェフからチェルシーのレギュラーGKの座を奪ったクルトワに関して「バルサにとても行きたがっていた。あの時(2011年)は300万ユーロ(約4億2000万円)か400万ユーロ(約5億6000万円)で獲得できていた」と明かした。
当時19歳のクルトワは、まだベルギーのゲンクに在籍しており、クルキッチ氏によると「1軍に昇格するか、バルサBに行くか、レンタル移籍を受け入れるつもりでいた。ところが、1か月後にはチェルシーが獲得した」と明かした。
そして、「バルサはこの件について深入りせず、スビサレッタはすでに忘れ去っているだろう」と、2010年からSDを務めるアンドニ・スビサレッタ氏を批判した。
また、バルセロナは当時レンヌに所属していた現レアル・マドリーのDFラファエル・ヴァランにも関心を示していたと主張。しかし、バルサが派遣したスカウトはモナコ対レンヌの試合を観た後「ネガティブな報告書」を提出したという。
クルキッチ氏はこれに対して「私は好印象を受けた。レンタル移籍で武者修行に出すということもできた」と語った。
そのスビサレッタSDは、メッシがリーガ歴代最多得点記録を更新した際、スタジアムのゴールスコアにバルトメウ会長と共に映し出された瞬間、観客から壮絶なブーイングを浴びた。
いまだデビューを果たしていないDFトーマス・ヴェルメーレンの獲得など、同SDがサポーターの信頼を勝ち取るには程遠い状況といえる。
【了】
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