カルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』で2016年に満了する自身の契約について、クラブと延長交渉中だと認めた。また、スペイン紙『マルカ』は24日、監督とクラブは1年延長の合意に達するため、数日後に話し合う予定だと伝えている。
当初、アンチェロッティ監督はフロントからあまり高い評価を得ていなかったものの、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)とコパの2冠に加えて、モウリーニョ時代の険悪な空気の清浄に成功。そして、10月に成し遂げた首位奪還によって信頼を勝ち取った。
アンチェロッティ監督は『ラ・レプッブリカ』のインタビューで「デシマ(CL10度目V)だけでマドリーの歴史に残るのは物足りない。契約は2016年まであるし、既に延長も交渉中だ」と、マドリーで栄光を勝ち取り続ける意欲を見せた。
スペイン紙『アス』が行ったアンケート調査の結果によると、ファンの64.20%が「即契約延長すべき」と答え、29.20%は「まだ待つべき」と考えている。一方で、残りの6.60%は「契約延長すべきではない」と主張している。
また、かつてミランとユベントスを率いたアンチェロッティ監督は、マドリーを退団していつかイタリアに帰還した際には「遅かれ早かれセリエAに帰還した場合は、ミランを指揮する為だけに帰る」と、黄金期を築いたクラブへの愛情を強調した。
そして、イタリア代表監督になる可能性に関しては、近い将来の就任は否定しつつ「イタリアはW杯の決勝に12年ごとに辿りつき、24年ごとに優勝しているから2030年に試してみようかな。丁度その頃は“まだ”71歳だから大丈夫だろう」とユーモアを絡めて含みを持たせた。
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