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「なぜこんなにも弱い?」イングランド代表が苦戦する原因を現地メディアが分析「根底にあるものは…」【ユーロ2024】

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース

ガレス・サウスゲート監督
【写真:Getty Images】



イングランド代表の問題とは


 UEFAユーロ2024(EURO2024)グループリーグ全日程が終了し、ノックアウトラウンドに進出する16チームが決まった。現地メディア『Four Four Two』は、ここまでイングランド代表チームが低調なパフォーマンスに終わっている原因について、現地時間26日に報じている。


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 イングランド代表は、1勝2分と苦しみながらもグループリーグ首位での突破を決めている。しかし、ハリー・ケイン、フィル・フォーデン、ブカヨ・サカ、ジュード・ベリンガム、デクラン・ライスなど世界的なプレーヤーが数多くいながらも不甲斐ない試合内容が続いていた。

 同メディアは、「なぜイングランド代表はこんなにも弱いのか。彼らの問題の根底にあるものはなんなのか。基本的には、たくさんの小さなことが積み重なって大きな問題になっている」と前置きした上で、チームの問題を次のように分析していた。

「中盤の人員配置の試行錯誤が問題なのはあまりにも明白だ。ライスをダブルピボットの一人として起用したのは賢明なアプローチだったが、経験の浅いコビー・メイヌーとアダム・ウォートンにチャンスを与えることを明らかに嫌がり、結局スロベニア戦の最後に投入した。メイヌーはサウスゲート監督が試した3人の選手(他の2人はトレント・アレクサンダー=アーノルドとコナー・ギャラガー)の中ではおそらく最も説得力がある選手だ」

 また、「中盤での慣れが足りないせいで、驚くほど長い時間を中盤で無目的にボールを回し続けることに費やしている」と言及した上で、「選手たちは次に何をするかという明確なイメージを持たずにボールを受け取っている。ボールを受け取ってから、何をするかを考えるのだ」と、チームのビジョンのなさについても問題視していた。実際に、今回のユーロではピッチ中央でプレーした時間がイングランド代表よりも少ないチームは存在しないというデータも出ている。

 さらに、「最終局面でのアイデア不足、プレスの脆弱さ、セットプレーで得点が期待できない」などさまざまな苦戦の原因を挙げた上で、「守備が堅固である一方で、サウスゲート監督が形を変えたい場合、満足できる代替案はあまり多くない。ノックアウトステージが迫る中、少なくとも彼らがなんとか見つけ出した守備の堅固さを崩すリスクを冒す価値があるだろうか。結局のところ、問題が明白であるにもかかわらず、潜在的な解決策はそれほど明確ではないのが問題である」と、迫る決勝トーナメントでの戦いに向けて、取りうる選択肢が少ない代表チームの苦境を嘆いていた。

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【了】

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