ドルトムント警察は、チャンピオンズリーグ(CL)での座席投下により殺人未遂容疑をかけていたガラタサライサポーターを逮捕したが、証拠不十分で釈放したことを発表している。24日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
逮捕されたのはドイツのボトロップという町に住む22歳のトルコ人男性。4日に行われたCLのボルシア・ドルトムント対ガラタサライの試合で、約3.6kgの座席を破壊し、12メートルの高さから投げ入れたとされていた。
スタジアムの状況から、人に当たれば死亡していた可能性もあり、ドルトムント警察は殺人未遂の容疑で捜索。写真を公開し、一般市民にも協力を要請していた。
尋問の中で、その男性は「試合の結果に腹を立てていた」と、明かしたようだ。しかし検事のサンドラ・リュッケ氏によれば「彼は“下の様子を確認し、誰もいないところに投げた。傷つけるつもりは最初から無かった”と主張している」と、容疑は否認しているという。
結局、現場の椅子の位置もその男性が投げ入れたとされる場所と離れたところであり、ビデオ検証では証明できず、証拠不十分で釈放された様子。
しかし、破壊された座席は全部で13席あり、警察はその他の容疑者の洗い出しを今後も進めていく方針を示している。
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