アデレードのジョゼップ・ゴンバウ監督【写真:Getty Images】
今季限りで樋口靖洋監督退任が発表されている横浜F・マリノス。すでに来季に向けた監督人事に着手している。
22日『ニューズ・コーポレーション』などオーストラリアのメディアでは、横浜FMがオーストラリア・Aリーグのアデレード・ユナイテッドを率いるスペイン人指揮官ジョゼップ・ゴンバウをリストアップしたと報道された。
ゴンバウは2003年から2009年までバルセロナのユースアカデミーのコーチを務めた経歴を持ち、まだ38歳と若い。2013年にアデレードの監督に就任した。
ゴンバウ監督本人も「私が(横浜FM新監督の)候補の一人であることは確かだ」と、この噂を認めたと報じられていた。
しかし、23日になりゴンバウ監自ら日本への移籍を否定した。Aリーグの公式ウェブサイトなどで本人のコメントが伝えられている。
「私はここ(アデレード)で幸せだ。チームのプロジェクトを最初から最後までやり抜きたい。私はシーズン途中でチームを離れるような男ではない」と、アデレード残留の意思を明かした。
Aリーグは10月にシーズンが始まったばかり。アデレードはここまで7試合を消化し5勝2分けと無敗。現在2位と好調な滑り出しを見せている。Aリーグのシーズンは来年4月まで続く。
一方、これで横浜FMの監督人事に関してはこれでふりだしか。資本提携を結ぶマンチェスター・シティの協力を得ながら監督選びを進めるとの報道もされており、その動向に注目が集まる。
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