「ドルトムントの危機のシーズンの中のどん底」
マルコ・ロイスの苦痛に歪んだ顔が紙面を飾った。
2014年11月23日付の独大衆紙ビルト日曜版は、22日に行なわれたブンデスリーガ第12節の試合の中から、パダーボルン対ドルトムントの一戦を「マッチ・オブ・ザ・デー」に選出する。
2-2のドローに終わったゲームで、最も大きく取り上げられたのは、64分の出来事だった。
ビルト紙:「勝利をみすみす失い、ゴールをくすねられ、代表選手マルコ・ロイスはまたもや負傷する」
センターライン付近をドリブルするロイスの右足首に、バカローツの左の足裏が入る様。まだ試合が行なわれている間、救急車の前でこちらを凝視するロイス。一連の写真が掲載される。
同紙はまた「このパダーボルンでの2-2は指揮官ユルゲン・クロップにとってドルトムントの危機のシーズンの中のどん底だった」と記した。ロイスの負傷に対するクロップの「あれは何かカタストロフィックなものだ」というコメントを、大きく見出しとして用いている。
ビルト日曜版によるパダーボルン戦のドルトムントの先発メンバーの採点は次のとおり
【GK】バイデンフェラー「3」、【DF】ピシュチェク「4」、スボティッチ「5」、ギンター「5」、ドゥルム「4」【MF】ケール「4」、ギュンドアン「4」、ムヒタリヤン「5」、香川真司「5」、ロイス「3」、【FW】オバメヤン「2」。
香川には「5」と厳しい評価である。
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