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サッカー選手に怪我は付き物だ。1度の大けがでもキャリアを左右されるものだが、その大けがを何度も繰り返してしまう選手もいる。今回は、キャリアの中であまりに多くの怪我に泣かされている現役の“ガラスの天才”日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:深井一希(ふかい・かずき)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年3月11日
所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌
今季リーグ戦成績:出場なし
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北海道コンサドーレ札幌のバンディエラ・深井一希は、5度の前十字靭帯断裂を乗り越えてきた苦労人である。
U-12から同クラブのアカデミーに在籍し続けている深井は、U-17日本代表に選ばれるほどの実力者だった。2012年にトップチームへと昇格すると、翌年のリーグ戦で19試合に出場し、次世代の札幌を担うボランチとして名乗りを挙げた。
しかし、右肩上がりの成長曲線を見せると思われていた深井を悲劇が襲う。2013年11月の練習中に左膝前十字靭帯断裂の大けがを負い、長期間の戦線離脱を余儀なくされる。その傷も癒え復活に向け再始動した1ヶ月後に、今度は右膝前十字靭帯を断裂し、ほぼ1シーズンをふいにしてしまった。
それでも、リハビリを乗り越え2016年にはJ1昇格にも貢献した。自身初のJ1の舞台となった2017年シーズンだったが、ここで3度目の前十字靭帯断裂。3度の大怪我からの復活は想像を絶するものだったはずだが、翌シーズンの開幕戦に名を連ね、リーグ戦28出場を記録。翌2019年は33試合出場と見事なカムバックを果たした。
その後も札幌の中盤を支えてきた深井だったが、2022年に4度目の前十字靭帯断裂を負う。昨シーズンオフにも膝にメスを入れており、深井の膝は限界に近いのかもしれない。それでも、今まで何度倒れても立ち上がってきた不屈の男は、必ずピッチに帰ってくるだろう。
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