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明治安田J1リーグ第13節延期分、横浜F・マリノス対サンフレッチェ広島が19日に行われ、3-2でマリノスが逆転勝利を収めた。開始わずか2分で先制される苦しい展開となったマリノスだったが、27分にヤン・マテウスの得点で追いついた。背番号11のゴールを演出した天野純は攻守両面で目を見張る活躍を見せた。(取材・文:加藤健一)
「相手が見えるくらいの余裕ができた」
これでリーグ戦に限定すればインターナショナルマッチウィークを挟んで3試合連続で先発している。天皇杯やAFCチャンピオンズリーグによるリーグ戦の延期分が組み込まれる過密日程の中で、天野はインサイドハーフの一角で重要な役割を託されている。
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天野といえば精度の高い左足のキックが武器だが、この試合ではフィジカル面で目立っていた。インサイドからポケットへ縦に抜けるランニングを繰り返し、ときには中盤に降りてビルドアップの出口となった。
今季リーグ戦で初のフル出場となったFC町田ゼルビアからは中3日。「正直、今日はめっちゃ身体が重かった」と話していたが、78分に下がるまでに10.3kmを走破。フル出場した4選手には及ばなかったものの、チーム5位の走行距離を記録している。
「前半は(身体が重くて)ヤバイなと思っていたんですけど、徐々に身体が動くようになってきた。そこからやっと相手が見えるくらいの余裕ができたかなと思う」
試合の行方を左右する場面を作り出したのも天野だ。自陣右サイドのマテウスが相手2人を引き付けながら、縦に走る天野にスルーパスを出す。並走する満田誠より早くボールに追いついた天野は、左足でシュートを打つ素振りを見せて、右側に切り返す。その瞬間、満田の足が天野の足にわずかに触れた。21分に警告を受けていた満田に2枚目のイエローカードが提示され、広島は1人少ない状況で戦わざるを得なくなった。
天野自身も変化を感じている。