アンリ（左）とヴェンゲル監督（右）【写真：Getty Images】
元アーセナルで、現在はMLSのニューヨーク・レッドブルズに所属するティエリ・アンリがかつて師事したアーセン・ヴェンゲルを絶賛している。21日、英国「BBC」でインタビュー受け、コメントを残している。
1999年にセリエAのユベントスからアーセナルへと加入したアンリ。サイドでプレーすることの多かった彼をストライカーへとコンバートしたのも、このフランス人指揮官だった。
その後、アンリらを擁したチームは03−04シーズンの無敗優勝を含め、一時代を築いた。05−06シーズンはチャンピオンズリーグでも決勝に進出している。
「頭を使わなくても分かることだ。ヴェンゲルがアーセナルを変えた」と話すアンリ。
「ヴェンゲルが来る前からアーセナルは成功を収めていた」と前置きした上で「でも、今のアーセナルの確立されたスタイルはヴェンゲルによってもたらされた」と、恩師に向け賛辞の言葉を送っている。
伝統的にロングボール主流のスタイルが多かったイングランドの中にあって、パスを繋いで崩すスタイルを取り入れたヴェンゲル。近年のアーセナル”らしい”サッカーは、まさに彼から始まった。アンリもその手腕を絶賛。近年、リーグ優勝からは遠ざかっているものの、彼の成し遂げた成果が色褪せるわけではない。
現在のチームには、ネクスト・アンリと期待されているダニー・ウェルベックやメスト・エジル、アレクシス・サンチェスなど技術とスピードを併せ持つ選手たちが多く在籍。
22日にはマンチェスター・ユナイテッドとの大一番も控えているアーセナルは華麗なサッカーで覇権の奪回を目指す。
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