ノルウェーの超新星マルティン・ウーデゴー【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンは、若干15歳でノルウェー代表に選出されたMFマルティン・ウーデゴー獲得に本腰を入れるようだ。19日のドイツ紙『シュポルト・ビルド』が報じている。
15歳でノルウェーのフル代表でデビューし、10月に行われたブルガリア戦でEURO予選史上最年少出場記録を更新したウーデゴー。その才能にはレアル・マドリー、バルセロナ、リバプールなどビッグクラブが早くも注目している。
その中にはバイエルンも含まれており、すでに2回、同選手をクラブに招待しているという。そして、同選手の父親はジョゼップ・グアルディオラ監督のカリスマ性に惹かれたようだと同紙は報じている。
バイエルンのスカウトを務めるブイェルム・アンデルソン氏は「マルティンはバイエルンに好印象を受けている」と明かし、手ごたえを得た様子。ただし、「私は16歳の時の(クリスティアーノ・)ロナウドや(ウェイン・)ルーニーを見てきた。彼らは今の地位を確立するために一歩一歩段階を踏んでいる」と、将来性を買ってのオファーであることを述べ、バルセロナやマドリーよりも育成面での充実をアピールしているようだ。
しかし、育成に定評のあるオランダのアヤックスも獲得競争に参戦しており、オランダ紙『テレグラフ』では、すでに気持ちはアヤックスにあると報じられている。
さらに、同じブンデスリーガではボルシア・ドルトムントも興味を示しており、若い選手を積極的に起用するユルゲン・クロップ監督とも会談しているようだ。
MFマルコ・ロイスの移籍の件もあり、再び両者が争うことになりそうだが、完成された選手を獲得している近年のバイエルンにとって、今回ばかりは不利と予想される。
多くのオファーが殺到しているウーデゴーだが、まだ15歳のためプロ契約は結べない。しかし、12月7日に誕生日を迎え、晴れてプロ契約のできる身となる。若き才能の将来がどこになるのかすべてはその日、明らかになる。
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