レアル・マドリーのホームスタジアムであるサンチャゴ・ベルナベウ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのホームスタジアムの改名について、スペイン紙『アス』が19日に行ったアンケートによれば、ファンの6割が反対しているという。
18日、同紙はフロレンティーノ・ペレス会長が政府役員に新スタジアム名を漏らしているところを撮影し、話題となっていた(参照:https://www.footballchannel.jp/2014/11/20/post57073/)。名前はIPICベルナベウかCEPSAベルナベウのどちらかになるという。
IPICは、クラブが先月18日に契約を結んだUAE・アブダビの国際石油投資会社で、CEPSAはIPICが買収したスペインの石油会社。IPICは同社のネーミングがベルナベウに導入される条件として、スタジアムの改修工事の費用、4億2500万ユーロ(約595億円)を20年に渡って支払う約束があるという。
かつてマドリーでプレーし、引退後は監督を経て会長として1940年代から70年代にかけて黄金期を築き上げ、今なお広く尊敬を集める故サンチャゴ・ベルナベウ氏。彼にちなんで1955年に改名さられた伝統と格式のあるスタジアムの約60年続いた歴史が、会長のビジネスによってぶち壊されたくないとマドリディスタたちは考えている。
一方、賛成派である残りの4割は、ベルナベウの部分が残り、改名によってペレス会長が主張する「世界最高のスタジアム」の建設に繋がるのなら、気にしないという姿勢を見せている。
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