日本代表はハビエル・アギーレ監督の下、アジア杯前の親善試合6試合を3勝1分け2敗で終わったと思われたが、実は4勝2敗だった――。
問題となったのは、9月9日に行われた現体制の2戦目ベネズエラ戦。2-2の引き分けに終わったこの試合で、ベネズエラはエースであるFWサロモン・ロンドンが当然のごとく先発に名を連ねた。
しかし、実はロンドンは同5日に行われた韓国戦でレッドカードを受けて退場処分を科されていたため、日本戦は出場停止のはず。にも関わらず、ベネズエラ代表のノエル・サンビセンテ監督は先発として起用。その結果、FIFAによって没収試合として処理され、3-0で日本の勝利扱いとなった。
ベネズエラにとっては、黒星が増えた上に罰金を科される可能性もあるため、痛恨のミスとなったが、日本にとっても喜ばしいニュースではない。
この試合では、FW武藤嘉紀とMF柴崎岳がともに代表初ゴールを決めて一躍注目株となり、現在でも代表に定着するきっかけを作った。しかし、没収試合となればこのゴールも取り消しとなる可能性は高い。
実際、FIFA公式サイトの試合結果を見ると「3-0没収試合」と記載されている。果たして、若武者2人の記念すべき初ゴールの行方はどうなるのか。日本サッカー協会からの公式発表が待たれる。
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