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熾烈なGKのスタメン争い
国際親善試合、U-23アメリカ代表対U-23日本代表が日本時間の12日にアメリカ·カンザスシティのチルドレンズ·マーシー·パークにて行われた。試合は藤尾翔太のPKと細谷真大のゴールでU-23日本代表が2-0の勝利を収めている。この試合でGK小久保玲央ブライアンが先発したが、パリ五輪で先発となるGKは誰なのだろうか。
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今回のアメリカ遠征で選ばれたGKは鈴木彩艶、小久保玲央ブライアン、野澤大志ブランドンの3名。オーバーエイジ(OA)から新たなGKやこの3名以外からパリ五輪本戦のメンバーが選ばれる可能性もあるが、現実的に考えれば、今回のアメリカ遠征から2名が選出されると考えるのが妥当だ。
アメリカ遠征の第1戦は非公開で行われ、スコアやスタメンなどの情報はなし。そのため、3人のうち誰が第1戦でゴールマウスを守ったのかは明かされていないが、AFCアジアカップの全試合で先発し、A代表常連となっている鈴木がこのタイミングでU-23日本代表に復帰したとなると、同選手のパリ行きはほぼ確定なのかもしれない。
そして、第2戦で先発した小久保はアメリカを0点に抑えて、完封勝利に貢献。日本は前半アディショナルタイムにスルーパスで抜け出され、GKとの1対1になる大ピンチを招くが、果敢に飛び出した小久保が左足でボールに触ってセーブ。さらに後半にもDFラインの裏へのボールに対して、1対1になりそうな場面でも飛び出してボールをクリアした。好セーブを連発し、日本のピンチを何度も救っている。
小久保は2024AFC U-23アジアカップではU-23韓国代表戦以外の5試合に先発し、ゴールを許したのはU-23カタール代表戦での2点のみ。アジアカップでも数々の好セーブを見せ、決勝のU-23ウズベキスタン代表戦ではPKをストップするなど優勝とパリ五輪出場に貢献した。これらを考えると、やはり鈴木に加えて、小久保も選出されるだろう。
そうなると、誰がパリ五輪本大会で先発するのか。2人とも190cm越えと高さは申し分ない。鈴木はハイボールの処理などに少し難はあるものの、身体能力を活かしたセービングは武器だ。対する小久保は飛び出す時のスピードもあり、守備範囲も広い。それなりのリスクもあるが、DFラインを高めに保ち、全体的にコンパクトな守備も期待できる。ビルドアップ能力にも長けていることもプラスだ。現段階でスタメンを決めるのは難しいが、U-23アジアカップでも安定した守備を見せていることから、ビルドアップ能力のある小久保がパリ五輪では先発に名を連ねるのではないか。
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