成長が期待されるマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
イタリア代表監督アントニオ・コンテが母国の選手たちに苦言を呈した。イタリアTV局『ライ』が伝えている。
コンテは、自国のサッカーについて「イタリアは正しい道を進んでいない。我々は信頼を回復して、これまでの行ないを挽回しないといけない」と発言、改善の必要性を訴えた。また、選手たちに対しても、「働く意欲を取り戻すべきだね。さもなくば落ちていくだけだ」と厳しい言葉を投げかけている。
また、今回コンテが率いるイタリア代表で初招集をされたものの、負傷により離脱したマリオ・バロテッリについても率直な意見を述べている。
「私はたいてい全ての選手に対して、より積極的な参加を要求してきた。過去にも偉大な指揮官たちがバロテッリを変えることに失敗してきたね。私は自分は彼らとは違うなどと自惚れたことはないよ。バロテッリはこれからもプレーするだろう。ただ、私には彼を更正する時間はない」
ロベルト・マンチーニ、ジョゼ・モウリーニョ、マッシミリアーノ・アッレグリ、ブレンダン・ロジャースと多くの指揮官のもとでプレーをしてきたバロテッリ。しかし、同選手は常にその練習と試合への参加態度に問題を抱えてきた。
コンテはバロテッリが自ら変わることを望んでいるようだ。同選手にとっては、これが偉大な選手になるための最後のチャンスとなるかもしれない。
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