FIFAとCAFは、アフリカ大陸で流行しているエボラ出血熱を予防するキャンペーンを医療団体と連携し行う。17日、FIFAの公式サイトが発表している。
同キャンペーンでは、1チームの選手数にちなんで「11対エボラ」と題し、11個の予防策を提示している。
また、「我々はみんなでエボラと戦います」というスローガンの下、レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウド、バルセロナのFWネイマール、そしてアフリカ出身でチェルシー所属のFWディディエ・ドログバをはじめとする各国のスター選手がメッセージを送っている。
これらのメッセージは17日より、SNSのハッシュタグ「#wecanbeatebola」を用いて拡散され、さらに多くの選手達のメッセージ動画などを募集していくという。
このキャンペーンに参加しているネイマールは「キャンペーンを通じてエボラ感染に対する正しい予防策をみんなが知ることを願っている。そして、感染した人たちも救いたい。僕たちはエボラを倒すことが出来る」と、コメントしている(ネイマールのメッセージはこちらhttp://www.youtube.com/watch?v=_EiVjDuZm6k)。
また、FIFAのゼップ・ブラッター会長は「世界中の人にエボラについて知ってもらう機会を得ることが出来た。このキャンペーンを通して、エボラを防ぎ、感染者を支援していきたい」と、明かしている。
しかし、FIFAおよびCAFは、2015年1月に予定通りアフリカ・ネーションズカップを開催することを決定しており、このキャンペーンとはかなり矛盾する。
正しい予防と感染者支援を訴えることは良いことだが、同大会の開催決定について疑問が残る。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→