後半は攻撃の形を作った
アジアカップ前最後の国際試合となるこの日、日本代表はオーストラリア代表と対戦した。
内田篤人から太田宏介に代わった以外は、14日のホンジュラス戦と同じスタメンとなった日本。アジアカップでも優勝を争うライバルになるであろうオーストラリアを相手に、日本がどのようなパフォーマンスを見せるか注目された。
前半開始直後にオーストラリアがファーストシュートを放ったように、アウェイチームが果敢に前へと出てくる。
17分には右サイドからのクロスにレッキーが頭で合わせるも、ここは川島永嗣が好セーブを見せてゴールを許さない。
日本も何度か相手ゴールへ迫ったが、ネットは揺らせず。ボールの奪われ方が悪くカウンターを受ける形が多い。またアンカーの長谷部の両脇を突かれ、前半途中には遠藤保仁が一列下がり4-2-3-1にシステムを変更した。
両チームとも得点は奪えず前半を終えた。
後半開始から日本は、遠藤に代えて新体制初招集となる今野泰幸を投入。長谷部とダブルボランチを組む形となった。
50分、今野が左サイドを攻め上がるとグラウンダーで折り返す。これを受けた香川が左足で狙うも惜しくもGK正面。58分、日本は武藤嘉紀に代えてホンジュラス戦で2点を決めた乾貴士を投入する。
するといきなり乾にチャンスが訪れる。右サイドから酒井高徳がクロスを送るとファーサイドで乾がヘディングで狙うもクロスバーの上を越える。
61分、日本が待望の先制点を挙げる。右からのCKをファーサイドでフリーになっていた今野が頭で押し込んだ。
日本はその後も攻撃を仕掛け、途中出場の乾が果敢にシュートを狙うなどキレのあるプレーを見せる。
67分、岡崎がPA内で狙うもGKのセーブに阻まれる。しかし直後、岡崎にゴールが生まれる。右サイドからグラウンダーの折り返しをヒールで流し込んだ。これで岡崎は代表通算40点目となった。
日本が2点のリードを奪う中、オーストラリアは73分にケーヒルを投入。対する日本も岡崎に代えて豊田陽平をピッチに送り出す。
アディショナルタイム、警戒していたケーヒルに決められ2-1。
1点を返されたもののこのまま試合終了。日本が2014年最後の国際試合を勝利で締めくくった。
【了】
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