ボルシア・ドルトムントのFWピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのFWピエール=エメリク・オーバメヤンは、今回のアフリカ・ネーションズカップ予選を辞退するようだ。17日のドイツ紙『ビルド』が伝えている。
現地時間15日と19日に行われるアフリカ・ネーションズカップの予選に参加する予定だったガボン代表のオーバメヤン。しかし、同国サッカー協会の不手際によりドルトムントへの招集要請が1日遅れたため、15日に行われたアンゴラ戦には出場せずドルトムントに留まっていた。
先週の段階では、19日に行われるレソト戦には参加する予定でいた。同紙によれば、このままドルトムントに残るという。
ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は「ガボンは既に本大会出場が決定した。消化試合となる水曜日のレソト戦に行く必要もなくなった。オーバはここに残る」と、明かしている。
エボラ出血熱の流行しているアフリカ大陸での試合の招集に難色を示していたドルトムント。今回の招集に関しても、同選手を説得し、辞退の方向に持っていくつもりだった。
しかし、アフリカサッカー連盟(CAF)はアフリカ・ネーションズカップ本大会の開催をすでに決定。国際Aマッチにおけるクラブによる拘束権はないため、厳しいと見られていた。
それが思わぬ形で辞退の方向に持って行けるようになったようだ。これにより、オーバメヤンは、22日に行われるパダーボルン戦に何の心配もなく出場が可能となる。リーグ戦は連敗を脱し、これからという時期だけにドルトムントにとっては朗報だろう。
ただし、ガボンが本大会出場を決めたことにより、1月の同大会開催時には再びこの問題は再燃しそうである。
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