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【写真:Getty Images】
今季で引退のクロースが残した決勝での圧倒的なスタッツ
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝、ドルトムント対レアル・マドリードの試合が現地時間1日に行われた。試合は2-0でマドリーが勝利している。大手データサイト『Squawka』は、今季限りでの引退を発表したドイツ代表のトニ・クロースが残した、ファイナルでの圧倒的なスタッツについて紹介している。
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今季限りでの現役引退を発表したクロースは、最後のCL決勝の舞台においても先発出場を果たしていた。73分には、コーナーキックからダニエル・カルバハルの見事なヘディングからのゴールをアシストするなど、今季で引退するとは思えないパフォーマンスを見せている。
同サイトによると、クロースはこの試合で両チームのどの選手よりも多い108回のタッチを記録。この試合で、タッチ数100回を超えた選手はクロースだけだ。さらに94回のパスのうち91回を成功させ、成功率は96.8%だった。複数回のパスを記録した選手の中で、クロースより成功率が高いのはフェルランド・メンディ(45/45)のみだった。
また、この試合でクロースは6本のロングパスのうち5本を成功させている。マドリーではCBアントニオ・リュディガーのみがクロースの数字を上回った。xA(アシスト期待値)は0.55で、そのうち0.36はセットプレーからのものとなっている。さらに、クロスを9本入れたが、これはマドリーの他の選手の合計よりも多く、ピッチ上では最多。そして、特筆すべき点は「この試合で一度もボールを奪われることがなかった点だろう」と、同サイトはクロースのスタッツを紹介しつつ絶賛の言葉を送っていた。
「CLのファイナルは、感傷に浸る時間ではない。しかし、カルロ・アンチェロッティとクロースにはそのひとときが与えられた。試合終了まで残り5分、アンチェロッティはクロースをルカ・モドリッチに交代させ、ドイツ人選手はマドリーのファンに向かって拳を突き上げながらピッチを去った。しかし、祝賀行事が落ち着いたら、マドリーのファンは、クロースが再びユニフォームを着る姿を見ることは決してないという事実を受け入れなければならない。これが最後の瞬間で、輝かしいキャリアの終わりだった」
試合後、『TNT Sports』で解説を務めていた名将ジョゼ・モウリーニョ氏も今季限りで引退するクロースについて、「引退を止めるべきだ」と強調し、「FIFAとUEFAにはたくさんのルールがあり、たくさんの決定事項がある。なら、クロースが引退するのを阻止する決断を下すべきだろう」と、冗談混じりにドイツが誇る名手の引退を惜しむ言葉を送っていた。
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