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鎌田大地がラツィオ退団へ

　サッカー日本代表MF鎌田大地がイタリア·セリエAのラツィオを退団することはほぼ確実のようだ。ラツィオのスポーツ·ダイレクター（SD）を務めるアンジェロ·ファビアーニ氏が鎌田側に対して怒りをあらわにしている。イタリア『コリエーレ·デッロ·スポルト』が『ラツィオ·スタイル·チャンネル』のコメントを引用して報じた。

　鎌田はマウリツィオ・サッリ前監督の後任としてイゴール・トゥドール監督が就任すると、出場機会を増やしてリーグ戦は9試合連続でスタメン出場を果たした。出場機会が減っていた前監督のもとでは、退団の可能性が浮上していた。しかし、状況は一変し、残留の噂も出ているという状況だった。

　契約延長のオプションを行使する形で鎌田がラツィオに残留すると思われたが、状況は一転し、契約オプションを行使しないままチームを去ることになるという。

　そんな中、鎌田に関してファビアーニSDがコメント。「昨年、鎌田に賭けたんだ。なぜなら、我々は退団を望んでいたルイス・アルベルトの代わりになる選手を探していた。サッリ監督はOKを出し、鎌田側は1年間の契約を提示してきた」とラツィオ移籍の経緯を説明した。

　さらにファビアーニSDは「昨日契約は満了し、我々は再び同じ契約を提示された。我々には契約があったが、思いもよらぬ事態に見舞われた。非常に失礼だ。私は誰にも脅迫されていないし、この強要的な話し合いに興味もないと言ったんだ。代理人や選手たちは、ラツィオに来るということはラツィオを愛さなければいけないということを理解しないといけない」と怒りをあらわにした。

　急転直下のラツィオ退団濃厚となった鎌田には、フランクフルト時代の恩師であるオリヴァー・グラスナー監督が率いるクリスタル・パレスが興味を抱いていると言うが、プレミアリーグ挑戦となるのだろうか。