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J1リーグ1回、天皇杯8回、AFCチャンピオンズリーグ3回などの優勝を誇る浦和レッズ。そんな同クラブが築いてきた歴史の中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は、浦和の下部組織で大きく成長した選手を紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考)
MF:伊藤敦樹(いとう・あつき)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月11日
在籍期間:2021年2月~
クラブ通算成績:164試合16ゴール12試合
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現在25歳の伊藤敦樹は、完全に浦和レッズの攻守の要となっている。
ジュニアユースから浦和のアカデミーに在籍していた伊藤だったが、ユースからのトップチーム昇格は叶わず、流通経済大学に進学することとなった。大学では1年次からレギュラーの座を掴み、4年次に浦和への加入が内定している。
プロ1年目となった2021シーズンは、開幕戦からフル出場を果たすと、早々にボランチのレギュラーを奪取し、リーグ戦36試合に出場。この年は天皇杯やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)など、全コンペティションで出場しなかったのは5試合のみと、馬車馬のごとくフル稼働した。
その後も、広範囲をカバーする高い守備能力と、ボールを保持した時の高い攻撃意識で、浦和の絶対的な存在に成長。2022年からは、浦和アカデミー→流通経済大→浦和レッズと同じ経歴であるクラブのレジェンド宇賀神友弥が付けていた背番号「3」を継承した。
昨季は自身初のJリーグベストイレブン受賞に日本代表初招集と、充実した一年に。今季も第16節終了時点で全試合に先発出場している。悲願のJ1優勝へ、浦和のダイナモはピッチを縦横無尽に駆け回り続けるだろう。
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