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鎌田大地はラツィオ残留決定か？

　セリエAのSSラツィオでプレーする日本代表MF鎌田大地は、チームに残留することが決定的となり、早ければ30日中に公式発表される見通しとなった。イタリアメディア『LaLazioriamoNoi.it』が、現地時間29日に報じた。鎌田は、今季限りでラツィオとの契約満了を迎え、今後の去就が関心を集めている。

　27歳の鎌田は、マウリツィオ・サッリ前監督に代わって3月にイゴール・トゥドール監督が就任すると、出場機会を増やし、終盤のリーグ戦は9試合連続でスタメン出場。前監督政権下では退団が濃厚となっていたものの、状況は一変し、チームに留まる可能性が浮上した。一方、フランクフルト時代の恩師、オリバー・グラスナーが指揮するクリスタル・パレスが鎌田にオファーを出しているとも報じられ、様々な憶測が飛び交っている状況だった。

　同メディアは、「ラツィオに契約更新の条項を行使するメールが送られた。来シーズンも本拠地のローマに留まることが確実だ。予期せぬ遅れが生じない限り、早ければ明日にも契約延長が正式発表されるだろう」と伝えた。そして、「ラツィオと鎌田の決定的な瞬間だ。29日、クラブ首脳陣と鎌田の代理人との間で契約更新が行われる。また、来季のラツィオにとって重要な会議も開かれ、会長と監督との間で意見の相違がある部分もあるのは事実だが、鎌田の件は満場一致だ」と報じ、鎌田の残留が事実上決定したことを報じた。

　また、「クラウディオ・ロティート会長は、鎌田に会う準備ができている。現在の税金を差し引いた年俸の300万ユーロ（約5億円）から400万ユーロ（約7億円）に引き上げ、単年ではなく少なくとも3年間の延長を目指しているため、新しい契約は2027年6月末になる可能性がある」という。さらに、「鎌田は、クリスタル・パレスから年俸500万ユーロ（約8億円）のオファーには応じていない。30日の会議にラツィオは、契約更新を決定させるために断固たる決意で向かう」と伝えている。