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今年で31周年を迎えたJリーグ。どのクラブにも良い時期と悪い時期があり、その中で、最強と言われるような歴史的な強さを発揮したチームもある。今回は、Jリーグ31年の歴史で、未来に語り継がれるであろう、リーグの歴史に残る圧倒的な強さを誇ったチームを紹介する。
ヴェルディ川崎(東京ヴェルディ):1993年
主な成績:1stステージ2位、2ndステージ優勝、チャンピオンシップ優勝
監督:松木安太郎
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Jリーグ創設から31年。歴史を重ねてこられたのは、初期の成功があったからでもある。特にヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)の華やかさは、Jリーグ・ブームを引き起こした一つの要因だ。
三浦知良を筆頭に、ラモス瑠偉、武田修宏、北澤豪、柱谷哲二、ペレイラと、スター選手ばかりだった当時のヴェルディ。ただスターが集まっただけでなく、実力も兼ね備えていた。
スター軍団の中にセカンドステージからビスマルクが加入してさらに強力になると、16勝2敗という圧倒的な強さを示して優勝。年間王者を決めるチャンピオンシップで鹿島アントラーズを下し、Jリーグ初代王者となった。
シーズン20ゴールで得点ランキングの3位に入った三浦知良が最優秀選手賞を受賞し、ラモス、ペレイラ、柱谷がベストイレブンに選出されている。Jリーグ人気を支えていたのは間違いなくヴェルディだった。
当時のヴェルディを率いていたのは、現在解説者としてお馴染みの松木安太郎氏。いまでも世間に広く知られているメンバーの多さが、この時代のタレントの豊富さを物語っている。