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J1リーグ1回、天皇杯8回、AFCチャンピオンズリーグ3回などの優勝を誇る浦和レッズ。そんな同クラブが築いてきた歴史の中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は、浦和の下部組織で大きく成長した選手を6人紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考)
MF:宇賀神友弥(うがじん・ともや)
【写真:Getty Images】
生年月日:1988年3月23日
在籍期間:2010年2月~2022年1月、2024年1月~
クラブ通算成績:399試合26ゴール39アシスト
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ジュニアユース時代から浦和レッズの下部組織に在籍していた宇賀神友弥は、ユースからトップチームに昇格することができず、流通経済大学に進学することとなった。それでも宇賀神はめげることなく着実に成長し、大学4年次には古巣から特別指定選手に指名され、2010年から正式に浦和に加入している。
宇賀神が浦和で送った12シーズンは、常にレギュラー争いの連続だった。プロ1年目は左SBのレギュラーとしてリーグ戦26試合に出場するも、翌年は精彩を欠き平河忠亮にポジションを奪われてしまう。3バックの布陣で戦った2012年シーズン序盤も出場機会が得られない中シーズンを過ごしていた。
それでも、次第に信頼を取り戻し左WBのレギュラーに定着。2015年には、柏レイソルから同ポジションの橋本和の加入があったが、宇賀神はポジションを明け渡すことなく出場を続けた。高い戦術理解度と、ときにはCBでもプレーするユーティリティー性で、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝など。浦和のタイトル獲得に貢献し続けてきた。
2019年からは山中亮輔(現名古屋グランパス)の加入もあり、出場機会が減少。2022年にFC岐阜へ移籍し、慣れ親しんだクラブから離れることとなった。しかし、今季3シーズンぶりに古巣へ帰還。まだ試合出場は記録していないが、必ずこのレジェンドの力が必要になるときが来るだろう。