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日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグのクラブでは、さまざまな理由からピッチに立つことができない選手も多々いる。そんな選手が出場機会を求めてJ2のクラブへ行った途端に活躍するケースは少なくない。今回は、J1からJ2への移籍で改めて価値を証明している選手を紹介する。※データはJリーグ公式、スタッツはjleague.coを参照(5/25時点)。
MF:中村亮太郎(清水エスパルス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年9月27日
前所属クラブ:鹿島アントラーズ
2024リーグ戦成績:16試合1得点1アシスト
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中村亮太朗は、2020年にヴァンフォーレ甲府でプロキャリアを始め、2シーズンにわたってJ2で活躍したのち、2022年に鹿島アントラーズに加入した。しかし、鹿島では厚い選手層に阻まれてなかなか出場機会を得られず、昨年夏に期限付き移籍で甲府に復帰し、今季は清水エスパルスに期限付きで加入している。
高い技術と精度の高いキックを持つ中村は、センスあふれるパスで攻撃の起点になる。さらに、甲府で鍛えられた守備力も注目に値し、タックル数41は、チームトップであり、リーグ全体でも5位の数字で、強度の高さも申し分ない。
中村は、第15節の鹿児島ユナイテッドFC戦で清水での初ゴールを記録した。秋葉忠宏監督はヘディングでのゴールについて、「ゴール前への入り方や当て勘みたいなものがすごく良い選手なので、どこにボールが来て、どういうタイミングで入るべきかをキッカーの質によって変えることができる」と語り、「身長が180cmない中でのああいう感覚は、遠藤航選手に似たような非常に良いセンスを持っていると思う」とクラブ公式サイトでコメントし、高く評価している。
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