ルーカス・ポドルスキ【写真:Getty Images】
ドイツ代表でアーセナルのFWルーカス・ポドルスキが今夏に移籍のためボルシア・ドルトムントにコンタクトを取っていたようだ。15日のドイツ紙『ビルド』が伝えている。
出場機会を得られず、アーセナルからの移籍を希望しているポドルスキ。今夏も移籍を試みたようで、その際にドルトムントへアプローチしていたという。しかし、ドルトムントは、当時マンチェスター・ユナイテッドで出番を失っていたMF香川真司からのコンタクトもあった。
結局、ドルトムントは元所属選手の香川を選択し、ポドルスキのドルトムント移籍は実現しなかった。
同選手はその後も出場機会を得られず、EURO2016予選のジブラルタル戦前の記者会見の場で、公に移籍希望を公言。とはいえアーセナル側が認めない限り移籍は難しいと自分の置かれている立場を説明していた。(https://www.footballchannel.jp/2014/11/12/post55503/参照)
これにはドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督も「ルーカスはどこかコンスタントに出場できるところへ行くべきだ。現在の状況は決して良くはない」と、語っており、移籍を勧めていた。
ところがここにきて、同紙によればアーセナル側は移籍を容認。市場価値2000万ユーロ(約28億円)ともいわれる同選手を、500万ユーロ(約7億円)で冬の移籍を許可したという。
移籍先の候補として挙がっているのは、ヴォルフスブルク、シャルケ、そしてユベントスだが、それらより有力なのはトルコだという。
ガラタサライは夏に一度オファーを出したが、アーセン・ヴェンゲル監督に拒否されてしまった。同紙は、今回の場合、障害は無く、もう一度獲得意思を示すかもしれないと予測している。さらにフェネルバフチェ、ベジクタシュの名前も挙がっている。
ポドルスキほどの選手がここまでの“バーゲン価格”となると、今後争奪戦は激しくなるだろう。希望通りのクラブに移籍できるか、注目される。
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