羊とチケットの交換を提案したプロブストさん（『ビルド』より）
ドイツで「4枚のチケットと2頭を交換してくれませんか？」という不思議な広告が掲載された。14日のドイツ紙『ビルド』が伝えている。
広告の主はクリストフ・プロブストさん。息子のルーカスさん、娘のリカルダさん、そして子供の友人1人と共に副業で有機農場を営んでいる。
プロブストさんの話によれば、家族全員がボルシア・ドルトムントか、パダーボルンのファンだという。そのため、22日に行われるパダーボルン対ドルトムントの試合はぜひとも生で観戦したいようだ。
しかし、15000枚のチケットはすでに完売。プロブストさんが考えた結果、自身が農場で育ている羊2頭と交換するという案だった。そして「羊は1頭だけだとかわいそうだから2頭セットだ。そして、ちゃんとした飼い主の手に渡るかどうか試している」と、コメントしている。
この広告はSNS上で瞬く間に広まり、騒ぎを呼んでいる。批判も多く、動物愛護団体から広告を載せた新聞社に苦情があった様子。そのため2回目は、載せられなかったようだ。
それでも、プロブストさんは「1頭150ユーロ（約2万1000円）で羊を売れた。しかし今は交換したい」と、全く意に介していない。
同試合のチケットは最高で1枚60ユーロ（約8400円）であり、確かに4枚分と羊2頭はほぼ同等の値段だが、果たして交換してくれ人は現れるのだろうか？
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