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先日、23/24シーズンのブンデスリーガ最終節が行われ、元サッカー日本代表の長谷部誠(フランクフルト)は大歓声を受けながら現役最後の試合を終えた。Jリーグ、そしてドイツで長く活躍した長谷部と、最も多くの試合で苦楽を共にした選手は誰なのだろうか。今回は、偉大なる「カイザー(皇帝)」のキャリアを振り返りながらランキング形式で紹介する。
※スタッツは5月19日時点のデータサイト『transfermarkt』を参照。出場試合数が並んだ場合はサイトの順位に準拠する。
10位:マルセル・シェーファー(元ドイツ代表)
生年月日:1984年6月7日
クラブ:ヴォルフスブルク(ドイツ)
試合数:154試合
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マルセル・シェーファーがトップ10入りを果たした。
シェーファーと長谷部誠が出会ったのは2008年の冬のことだ。ドイツ北西部に拠点を構えるヴォルフスブルクでチームメイトとなった。シェーファーは長谷部がヴォルフスブルクに加入する約半年前に、TSV1860ミュンヘンから同クラブへと完全移籍している。2人が初めて共闘した07/08シーズン、後半戦で驚異的な追い上げを見せたチームは、最終的にリーグ5位フィニッシュ。フェリックス・マガト監督の下で、クラブ史上最高成績(当時)を叩き出した。
自信をつけて迎えた08/09シーズン、チームは圧倒的な得点力を武器にしてリーグ優勝を達成。前年度を上回る強さを発揮したチームにおいて、シェーファーはシーズン全試合に出場する鉄人ぶりを見せている。元ドイツ代表DFはニーダーザクセン州の「年間最優秀サッカー選手」に選出された。
優勝メンバーとなったシェーファーと長谷部の共闘は2013年まで続き、最終的に154試合で苦楽を共にしている。シェーファーは2018年にスパイクを脱ぎ、その後ヴォルフスブルクのスポーツディレクター(SD)に就任。これについて元日本代表MFは「マルセル・シェーファーは現在マネージングディレクターを務めていますが、私はまだ現役です(笑)。彼は当時、私をとても助けてくれました」と昨年1月に行われたフランクフルトのインタビューで話している。