ユベントスの新星FWキングスレー・コマン【写真:Getty Images】
ユベントスの新星FWキングスレー・コマンは今は修行の身であることを理解しているようだ。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』がコメントを伝えている。
今夏パリ・サンジェルマンからユベントスに加入したコマン。この18歳のフランス人の青年は加入直後ながら卓越した才能を見せている。前節のセリエAパルマ戦では60分に途中出場を果たすと、素早いドリブルでパルマの守備陣を混乱に追い込み、素晴らしいループパスからFWアルバロ・モラタのゴールを演出した。
しかし、同選手はこれまで5試合で138分のみのプレーと、出場機会に恵まれているとは言い難い。それでもコマンは「心配はしていない」と胸を張った。
「僕はハードに練習をしている。10分から15分の短い中で自分の価値を見せなければいけないという状況になることは、最初からよく分かっていた。ポジションは勝ち取らなければいけないんだ」
また、ユベントスが同選手と長期契約を結んでいることも信頼に繋がっているようだ。コマンは2019年6月までの5年契約を結んでいる。監督であるマッシミリアーノ・アッレグリについても、「ミステルは何度か僕がいらついているのを見た。でも、監督は僕を信頼してくれていると話してくれた。まだ若く、練習を続けることが重要だと教えてくれたよ」と、関係が良好であることを強調している。
コマンは自身の未来について楽観的に考えている。「15から20試合は出れると思う」と語り、「カルロス・テベス、フェルナンド・ジョレンテ、その他の選手とは大きくは劣っていない」と自信を覗かせた。
未だプレー時間は短いものの、大きなポテンシャルを秘めるコマン。いつブレイクするか。その成長に注目が集まっている。
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