ラファエル・ヴァラン【写真:Getty Images】
セルヒオ・ラモスとペペが好調をキープし、出場機会を減らしているレアル・マドリーのラファエル・ヴァラン。リーグ戦では5試合に出場し、先発出場はわずか3試合しかない。
そこでCBの層に不安を抱えるプレミアリーグの2クラブが獲得を狙っているようだ。イギリス紙『デイリー・エクスプレス』が12日付で報じている。
ヴァランの獲得を真剣に狙っていると見られているのがマンチェスター・ユナイテッドだ。昨季まで主力を張っていたリオ・ファーディナンドとネマニャ・ヴィディッチが夏に退団し、その穴を埋めるための戦力を獲得できなかった。
さらに今季レギュラーとして活躍が期待されていたフィル・ジョーンズ、クリス・スモーリング、ジョニー・エヴァンス、マルコス・ロホらが相次いで負傷離脱。
毎試合CBコンビの組み合わせが変わり、下部組織所属のタイラー・ブラケットやパディ・マクネアーを起用しているが、守備陣はかなり不安定だ。
CBの補強候補としてヴァルセロナのジェラール・ピケの復帰を狙っているとの報道もあるが、同ポジションが1月の補強の最優先事項であることは間違いない。
対してチェルシーはジョゼ・モウリーニョ監督がかつての教え子であるヴァランの実力を高く評価しており、ジョン・テリーとガリー・ケイヒル以外にトップクラスの実力者不在というチーム事情も獲得を望む理由とのこと。
チャンピオンズリーグ制覇のためにも守備陣の充実は不可欠で、恩師モウリーニョの誘いに応じる可能性は十分にある。
ヴァランの移籍金は1900万ユーロ(約27億円)ほどとされており、両クラブにとって払えない金額ではない(チェルシーはこのほど約36億円の黒字を計上した)。
フットボールチャンネル、スペイン特派員であるジャーナリストは「ペペとセルヒオ・ラモスは好調だが、ヴァラン自身はシーズン終了まで待つはず。彼自身がシーズン後に退団を検討する可能性もあるが、マドリーが簡単に手放すとは思えない」と早期の移籍を否定。だが、ユナイテッドとチェルシーがCBの補強を検討していることは間違いない。
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