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先日、欧州で活躍するサッカーU-23日本代表の鈴木唯人にリバプールが熱視線を送っているとの報道が出た。それだけでも日本人にとっては誇りだが、もちろん移籍が実現したとしても生き残る難易度はかなり高い。実際、これまでにも若くしてリバプールに渡り伸び悩んだ才能たちはいた。今回は、リバプールに青田買いされ潰れた逸材を紹介する。
GK:クリス・カークランド(元イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1981年5月2日
在籍期間:2001年~2006年
リバプール通算リーグ戦成績:25試合4クリーンシート
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198cmの長身を誇るGKクリス・カークランドも、思うようにキャリアが伸びていかなかった選手の1人だ。
1997年に練習生としてコヴェントリーと契約したカークランドは、00/01シーズンにいきなり頭角を現した。シーズン途中から正守護神の座を勝ち取り、シーズン23試合に出場した同選手は、プレミアリーグの中でも有望株のGKの一人となっていた。
ノリに乗ったカークランドは翌シーズンにリバプールへの加入を決める。しかし、すぐさま正GK奪取とはならず、同時に加入したイェジー・ドゥデクの後塵を拝した。02/03シーズンは一時レギュラーの座を奪いリーグ戦8試合に出場したものの、怪我の影響ですぐにポジションを手放す形に。その後2シーズンはそれぞれ6試合、10試合となかなか定位置確保には至らず、05/06シーズンにウェスト・ブロムウィッチへレンタル移籍となった。その翌年、こちらもレンタルで移籍したウィガン・アスレティックでは開幕戦から出場し続け、2007年冬に5年間在籍したリバプールに別れを告げた。
ウィガンでは、その後背番号1を与えられるほど信頼され、3シーズン連続で30試合以上に出場。しかし、10/11シーズン序盤にポジション争いに敗れると出場機会が激減してしまい、シェフィールド・ウェンズデイなどチャンピオンシップのクラブを渡り歩いたのち、2016年に現役を引退した。
カークランドは後に、英紙『The Guardian』のインタビューでリバプール時代の怪我がなければ「どこまでたどり着いていたかいつも考えている」とコメントを残していた。また同インタビューで、ウィガン退団後の実に4年間、うつ病と戦っていたことも明かしている。
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