ピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
オーバメヤンがしばらくアフリカには行かない可能性が出てきた。13日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
ガボン代表でボルシア・ドルトムントのFWピエール=エメリク・オーバメヤンは、14日に行われるアンゴラとのアフリカ・ネーションズ予選に出場しないことが決定的となった。
以前よりドルトムントは、エボラ出血熱の感染を危惧し、オーバメヤンのガボン代表招集に難色を示していた。クラブ側はオーバメヤンとも話し合い、説得する意向を明かしている。
同紙によれば、オーバメヤンはまだドルトムントに残っている模様だ。しかし、これは招集のための書類が遅れて到着したからで、クラブの主張が通ったものではないようだ。同選手も「(ガボンサッカー)協会のミスだよ」と明かしている。
国際Aマッチである同試合には、クラブ側の強制力はなく「2試合目のレソト戦にはたぶん行くだろう」と、同選手は話している。
また、専門家の話によれば、試合のあるアンゴラとガボンはエボラの危険性は低く感染はないだろうとのこと。
加えて、アフリカサッカー連盟(CAF)は、エボラ拡大を恐れたモロッコを含む数か国によるアフリカ・ネーションズカップ本大会開催延期の主張を棄却。予定通り開催することを決めている。開催国であったモロッコは11日に権利を返上したが、CAFは参加資格を剥奪し、代替国の調整を行うと発表した。
ドルトムントの主張が通るとは考えにくいが、選手のためにも、クラブのためにもこのまま同選手を留まらせたいだろう。
【了】
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