イタリア代表に復帰したバロテッリ【写真:Getty Images】
元オランダ代表のヨハン・クライフ氏が、現地時間の11日のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』でインタビューに答えた。
オランダのレジェンドは、ピッチ内外でその行動を問題視されることの多いリバプールのFWマリオ・バロテッリについてコメントしている。
選手として、そして一人の人間としてバロテッリをどう思うか問われたクライフ氏。それに対し、「みんなその人について話すのが好きだ。だが私はその人がどんな教育を受けてきたのかについて興味がある」と答えている。
クライフはバロテッリが人並みの教育を受けていないので、問題行動をするのは仕方ないと考えているようだ。
「彼が教育をしっかりと受けていれば、問題のある振る舞いはしなかっただろう」
さらに、プロ選手としてどう振る舞うべきかを教えるのはクラブの責任であると指摘した。
バロテッリはこれまでに、インテル、マンチェスター・シティ、ACミラン、そして現在のリバプールとビッグクラブを渡り歩いてきた。
しかし、そのいずれのクラブでも問題を起こしている。プレーの怠慢さや気性の荒さから規律を乱すと、インテル時代にはジョゼ・モウリーニョ監督から見放された。
インテル、シティで共に過ごし、バロテッリを息子のように扱ったロベルト・マンチーニ監督でさえも、彼の問題行動の多さには手を焼いた。
つい先日も、1−2で敗れたチェルシー戦の数時間後にロンドンのナイトクラブに姿を見せ、明け方まで遊んでいた姿を報じられている。
まだ24歳のバロテッリ。まだまだ成長できる余地はありそうだが、それにはまずクライフ氏が指摘したように良き”教育者”の存在が必要かもしれない。
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