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2023/24シーズンは例年と比較しても「10代の選手」にフォーカスが当たるシーズンだった。無名の存在から瞬く間に注目を集め、各クラブのサポーターからの期待を背負う姿は、まさにシンデレラストーリーだ。今回は、今シーズンに大ブレイクした10代の才能豊かな逸材たち10名をピックアップして紹介する(成績は5月2日現在。市場価値や成績は『transfermarkt』を参照)。
FW:ラミン・ヤマル(バルセロナ/スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2007年7月13日
市場価値:7500万ユーロ(約105億円)
今季リーグ戦成績:32試合4得点6アシスト
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今季はラミン・ヤマルの名前が歴史に刻まれたシーズンとなった。昨シーズン終盤に15歳の若さでバルセロナデビューを飾った神童は、昨夏に正式にトップチーム昇格を果たす。すると、瞬く間に右WGのレギュラーを掴み取り、バルセロナやラ・リーガの最年少ゴ-ル記録、最年少アシスト記録などを続々と塗り替えた。
それは代表レベルでも同様で、昨年9月に行われたジョージア代表戦で16歳と57日の若さでスペイン代表デビューを飾ると、最年少出場記録と最年少得点記録を同時に更新。これまでなかなか塗り替えられることがなかったバルセロナやラ・リーガ、スペイン代表などのあらゆる最年少記録を一気に更新した。
典型的なレフティーの右WGらしくカットインからのシュートが得意な形だ。グラナダとの第24節で相手GKのニアサイドを抜いた強烈なミドルシュートは彼の真骨頂と言えるだろう。ただ、そのプレースタイルはカットイン一辺倒ではなく、パリ・サンジェルマンとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2nd legでアシストを記録した場面をはじめ、縦に突破してからの折り返しの選択肢も得意な形として持っている。
今季の公式戦で45試合6得点8アシストを記録するなど、16歳とは思えない成績を残したことで市場価値は急上昇している。開幕当初は評価額がないところからのスタートだったが、現在は7500万ユーロ(約105億円)まで急騰。この伸び率は全選手で1位であり、大台の1億ユーロ(約140億円)越えも近いだろう。