「全くもって不可解。多分疲れていたのだろう」
8日のサンプドリア戦から一夜明けた9日、地元紙各紙は本田に対し、及第点以下の厳しい評価を下した。新聞によっては4.5の評点をつけたところもあった。
「ミランは健在(ガゼッタ・デッロ・スポルト)」「ミランは再び鶏冠を上げる(コリエレ・デッロ・スポルト。「鶏冠」とはもちろんエル・シャラウィのヘアースタイルを指す)」と、好調のサンプ相手に同点に追いついたミランには賛辞を送った新聞が多く、その中で影を落としてしまった格好となった。
以下は各紙の評価及び評点。
ガゼッタ・デッロ・スポルト 5
「粘りのないパフォーマンスだった。鋭いプレーはなく、シュートもなく、イニシアチブも持たなかった。疲れていたようにも感じた。おそらく風邪から完全に復帰しきれていなかったのだろう」
コリエレ・デッロ・スポルト 5
評点欄の見出しには「ガッビアディーニはチャンスを作り、本田は見えなかった」という文言が。
「少しずつ音を消していき、決定的なプレーにも結びつかなず、見えなくなっていた。とても悪かった」
トゥットスポルト 4.5
「全くもって不可解。多分疲れていたのだろう」
コリエレ・デッラ・セーラ 5
「およそ50分間に渡る無為。(疲れているというデータを弾き出した)ミランラボのテストは嘘をついていたわけではなかった」
ガゼッタ・デッロ・スポルトによる、ミランの全選手評点は以下のとおり。
ディエゴ・ロペス6.5、デ・シーリオ5、メクセス6、ラミ6、ボネーラ5、エシアン5、デ・ヨンク6、ボナベントゥーラ6.5、本田5(フェルナンド・トーレス5.5)、メネズ5.5(ポーリ評点なし)、エル・シャラウィ7
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→
関連リンク
本田に生きる道はあるか?
強いやつに勝ちたい。世界中に認められたい
遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性
本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日
代表23人が語る 敗北の真実
ザックジャパンの軌跡 蒼き戦士たちの躍進とブラジルでの敗北、そして未来