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第11回「サッカー本大賞2024」 「大賞」は宮市亮著『それでも前を向く』が「読者賞」とW受賞!

text by 編集部

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サッカー本大賞



サッカー本大賞2024の各賞が発表

 11回目を迎えた「サッカー本大賞2024」授賞式が、2024年4月24日に神田明神 明神会館で行われ、各受賞作品が発表された。


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【大賞&読者賞】

『それでも前を向く』(朝日新聞出版)
宮市亮(著)

【特別賞】

『オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)
島沢優子(著)

【名著復刊賞】

『スタジアムの神と悪魔――サッカー外伝・〔改訂増補版〕』(木星社)
エドゥアルド・ガレアーノ(著/文)/飯島みどり(訳)

【戦術・理論賞】

『フットボールヴィセラルトレーニング 無意識下でのプレーを覚醒させる先鋭理論[導入編/実践編]』(カンゼン)
ヘルマン・カスターニョス(著)/進藤正幸(監)/結城康平(訳)

※「読者賞」はフットボールチャンネル上での読者投票で最も得票数が多かった本に贈られる賞です。

 授賞された著者、翻訳者、出版社、関係者の皆様おめでとうございます!

「サッカー本大賞2024」の優秀作品(発売日順)

『戦術リストランテVII 「デジタル化」したサッカーの未来』(ソル・メディア)
西部謙司(著)

『森保ストラテジー サッカー最強国撃破への長き物語』(星海社)
五百蔵容(著)

『サッカー監督の決断と采配-傷だらけの名将たち-』(エクスナレッジ)
ひぐらしひなつ(著)

『スタジアムの神と悪魔――サッカー外伝・〔改訂増補版〕』(木星社)
エドゥアルド・ガレアーノ(著/文)/飯島みどり(訳)

『オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)
島沢優子(著)

『もえるバトレニ モドリッチと仲間たちの夢のカタール大冒険譚』(ソル・メディア)
長束恭行(著)

『フットボールヴィセラルトレーニング 無意識下でのプレーを覚醒させる先鋭理論[導入編/実践編]』(カンゼン)
ヘルマン・カスターニョス(著)/進藤正幸(監)/結城康平(訳)

『ドイツサッカー文化論』(東洋館出版社)
須田芳正(著)/福岡正高(著)/杉崎達哉(著)/福士徳文(著)

『モダンサッカー3.0 「ポジショナルプレー」から「ファンクショナルプレー」へ』(ソル・メディア)
アレッサンドロ・ビットリオ・フォルミサーノ(著)/片野道郎(著)

『それでも前を向く』(朝日新聞出版)
宮市亮(著)

『聞く、伝える、考える。〜私がサッカーから学び 人を育てる上で貫いたこと〜』(アスリートマガジン)
今西和男(著)

【サッカー本大賞とは】

良質なサッカー書籍が、日本のサッカー文化を豊かにする。
2014年(平成26年)に設立された、サッカーに関する書籍を対象にした文学賞です。
良い本はサッカーの見方を豊かにしてくれます。また、日本でサッカーがナンバー1スポーツになり、世界に誇れるサッカー文化を築いていくためには、高い志と情熱をもって作られた良質なサッカー書籍がもっともっと多く世に出て、多くの人に読まれて欲しいと思っています。サッカー本大賞の創設はそうした思いが出発点になっています。

選考委員 (五十音順、敬称略)

金井真紀(かない・まき)

1974年生まれ。文筆家・イラストレーター。任務は「多様性をおもしろがること」。著書に『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『サッカーことばランド』(ころから)、『世界はフムフムで満ちている』(ちくま文庫)、『聞き書き世界のサッカー民 スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなし』(カンゼン)、『日本に住んでる世界のひと』(大和書房)、『おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行』(岩波書店)など。

佐山一郎(さやま・いちろう)

作家、編集者。アンディ・ウォーホルズ『Interview』誌と独占契約を結んでいた『Studio Voice』編集長を経て84年、独立。主著書に『東京ファッション・ビート』(新潮カラー文庫)、『「私立」の仕事』(筑摩書房)、『闘技場の人』(河出書房新社)、『サッカー細見 ’98~’99』(晶文社)、『デザインと人』(マーブルトロン)、『雑誌的人間』(リトル・モア)、『VANから遠く離れて −評伝石津謙介−』(岩波書店)、『夢想するサッカー狂の書斎 −ぼくの採点表から−』(カンゼン)、『日本サッカー辛航紀 愛と憎しみの100年史』(光文社新書)。Instagram: @sayamabar

陣野俊史(じんの・としふみ)

1961年生まれ。文芸評論家、フランス語圏文学者。長崎生まれ。サッカー関連の著書に『フットボール・エクスプロージョン!』(白水社)、『フットボール都市論』(青土社)、『サッカーと人種差別』(文春新書)、翻訳書に『ジダン』(共訳、白水社)、『フーリガンの社会学』(共訳、文庫クセジュ)など。

幅允孝(はば・よしたか)

有限会社BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。安藤忠雄氏が設計・建築し、市に寄贈したこどものための図書文化施設「こども本の森 中之島」では、クリエイティブ・ディレクションを担当。最近の仕事として「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」での選書・配架、札幌市図書・情報館の立ち上げや、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど。神奈川県教育委員会顧問。

【了】

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