チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が今節のプレミアリーグ、リバプール戦を前に“心理戦”を仕掛けた。現地時間7日付の英紙『デイリーメール』が報じている。
モウリーニョは昨季(今年4月)の同カードで起きたスティーブン・ジェラードの“スリップ”について話している。
この試合、48分にリバプールのMFジェラードは自陣の最後方でボールをキープ。しかし、芝に足を取られ転倒するとそのままFWデンバ・バ(現ベジクタシュ)にボールをかっさらわれ、先制点を与えてしまった。
「あの試合でリバプールがポイントを得ていれば、彼らはチャンピオンだっただろう」
モウリーニョはリバプールファンにとっては思い出したくない苦い思い出にずばり言及。
試合はチェルシーが2-0で勝利した。
さらにモウリーニョは「あのプレー(ジェラードのスリップ)でタイトルはマンチェスター・シティの手に渡った」と語っている。
また、同時期のチェルシーについては、「(リバプール戦前の)サンダーランドに敗れたことで、あの試合はタイトルではなくプライドを懸けた一戦となっていた。我々は優勝争いの渦中にはいなかった」と話している。
8日、約7ヶ月ぶりの対戦。前回と同じくリバプールのホーム、アンフィールドで対戦する両チーム。プレミアリーグ首位のチェルシーに対して、リバプールはここまでのパフォーマンスが芳しくない。昨季の屈辱を晴らす意味でも絶対に勝利を挙げたい一戦だ
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