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【写真:Getty Images】
現在のオレクサンドル・ジンチェンコを専門メディアが分析
プレミアリーグ第33節が現地時間14日に行われ、アーセナルはアストン・ヴィラとホームで対戦した。0-2で敗れたアーセナルは、首位の座をマンチェスター・シティに譲っている。スポーツ専門メディア『ジ・アスレチック』が15日、左サイドバックを務めたオレクサンドル・ジンチェンコについて「不完全な解決策」と分析している。
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リーグの優勝戦線を争う3クラブ、アーセナル、リバプール、シティのうち、今節勝ち点「3」を獲得したのはシティのみ。試合前は1ポイントしか差がなかったため、ルートン・タウンに勝利した3位のシティが一気に首位へ躍り出た。リバプールはクリスタル・パレスをホームに迎え、0-1で屈している。
重要な一戦に先発起用されたジンチェンコは、主に攻撃やゲームメイクでチームを牽引した。データサイト『FotMob』によると、ジンチェンコのボールタッチ数はMFのデクラン・ライスに次ぐ「70」でチーム内2位。チャンスメイクやアタッキングサードへのパスも、中盤の選手並みの数字を記録している。
しかし守備アクションにおいては、出場時間が自身より20分短いベン・ホワイトに遠く及ばない。守備アクション「9」のホワイトに対し、ジンチェンコは「5」。『ジ・アスレチック』は同選手に対し、「『攻撃は良く、守備は悪い』という、やや白黒はっきりする傾向がある」と評価する。
しかし同メディアは、長所である攻撃面についても「不可欠ではなくなりつつある」と述べている。その理由として、「昨季の彼は90分あたり平均22本のパスを成功させ、チームをリードした。しかし今シーズンはジョルジーニョとマルティン・ウーデゴール(ともに23本)に取って代わられている」と指摘。『ジ・アスレチック』はジンチェンコのビルドアップの優位性に関して、「そのバランスが崩れ始めている」と見解を示している。
なお、同メディアはジンチェンコに代わる選手について、現在のアーセナルにはいないと考えているようだ。その根拠について、「ヤクブ・キヴィオルは本来真ん中の選手で、冨安健洋とユリエン・ティンバーも右サイドかセンターのほうがしっくり来る」と指摘されている。
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